狭小住宅の間取りや施工例

狭小住宅に注目が集まる今日この頃、間取りや施工例を紹介するサイトなどにも注目が集まっています。狭小住宅とは、一般に15坪(50平方メートル)程度の狭い土地や、変形地の敷地に建てられる一戸建ての住宅のことです。ただ単に狭くて小さいというだけではなく、最近ではこの限られたところにどれだけ土地を利用して充実したものを建てられるか、みたいな部分が注目されています。


狭小住宅が注目される理由は、日本の住宅事情が関係しています。都心部や各地の主要部の一戸建ては、築30年を超えているようなふるいものが多く、それらの住宅の建て替えの時期が最近一気にきていることがあげられます。その頃の一戸建て50平方メートル以下の狭い土地に建てられたものが多く、そこに建てかえるとなると嫌でも狭小住宅になるというわけです。


そして、狭小住宅を扱っている大手のハウスメーカーといえば、大和ハウスやクレバリーホーム、パナホーム、旭化成などの名が上げられます。間取りやデザインにも各社がしのぎを削ってそれぞれの特徴を出そうとしていますが、そんな 中でもいち早く狭小住宅市場に参入したのはパナホームですが、最近では立て替えの需要が高まり狭小住宅市場が活発化しそうということで、徐々に他のハウスメーカーも参入してきつつあります。


狭小住宅は建設コストが普通の住宅より多くかかってしまうので、建てにくいということから、大手ハウスメーカーは狭小住宅に関しては消極的だったんです。しかし、旭化成は3階建て住宅など、土地の有効利用に関しては以前から積極的でした。また、大和ハウスは狭小住宅に適した、大気汚染や騒音などの都会の暮らしを快適に暮らせるように考えられたeovoTを発表したりと、大手ハウスメーカーもお互い狭小住宅にしのぎを削る時代になってきました。

狭小住宅の間取りとデザイン

狭小住宅に対する価値観は、土地の広さより間取りの有効活用やデザインに重きをおくことに集中します。住む人のライフスタイルや感性に合うことを重視する傾向にあるので、最近では土地が広くても遠くて通勤通学に時間がかかるより、狭くても近くて便利な場所を求める人が増えて狭小住宅が人気があり、土地は広ければよいという常識が崩れてきているといえます。


その分、デザインや設計などに力を注ぐようになり、住む人のライフスタイルが強く反映しているのが、狭小住宅の1つの特徴でもあります。昔は狭小住宅は、建て替えるときにハウスメーカーに依頼しても、土地が狭すぎて規格外ということで断られていました。そのため、建築家に個別に設計してもらうということが大半でした。


せっかく建築家に頼むのなら、おしゃれなデザインで使い勝手もよい住宅を、住み慣れた街に建てたいということで工夫を重ねてきた結果、現在のようなデザイン性の高い狭小住宅になったというわけです。また、テレビ番組でも狭小の土地などに工夫を凝らして住みよい家を建てるようなものが多く取り上げられたこともあり、デザイナーズ狭小住宅が人気になったということも背景にあります。

狭小住宅の間取やプラン

狭小住宅でも満足のいく間取りプランを求めて、その分、プランニングは入念に行って、より良いものをと考えます。狭い土地だからこその工夫が必要になるからです。そうしたことから機能性を重視したプランを考えることと、狭い分、デザインにこだわりを持つという事などの面から、土地は狭くても通常の住宅より逆に費用がかかるという現象もあります。


単純に土地が狭いから安く済む!というようなことでは決してなさそうなんです。狭小住宅は普通の広さの2階建て住宅に比べて、建設コストは20~30%程度割高になるといわれているんです。また、敷地が狭いと工事が難しいといった難点もあり、さらには道路が狭かったりするとトラックでの作業が困難になったりすると、効率が悪い工事となってしまい、その分人件費も増えるといったことで割高になることもあります。


さらには、狭小住宅でよく見る3階建て住宅。空間の有効利用や耐震性を考えると、鉄骨や鉄筋構造を選択することが多くなります。鉄骨や鉄筋構造は木造住宅に比べるとコストが高く、そうした点でも狭小住宅は割高になってしまいます。とはえ、それだけ苦労して完成した家だからこそ、大切にできるというものですよね。

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